一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
これでオーダーが、と言いたいところだけど、今の『Fill』はオートクチュールにまで手を回せる余力はなかった。
ショーが終わってから、売り上げが急激に伸び、麻王グループのアパレル部門では、『Lorelei』に次ぐ、第二位のブランドにまでのし上がっていた。
突然、理世が私の額にキスをした。
「り、理世!?」
「琉永。仕事の顔になってるぞ」
「ドレスがすごすぎて、つい……」
ホテルのチャペルが、日の光を多く取り入れる作りだったこともあり、銀の刺繍が映え、光を反射して輝いている。
これも計算済みなら、紡生さんは本当にすごい。
「ドレスのことを考える余裕は、そろそろなくなるけどな?」
「わかってます。理世の妻として、しっかりしなきゃ!」
披露宴のお色直しは二回だけ。
なぜなら、この結婚式は私のお披露目でもあり、親戚への挨拶がメイン。
ウェディングドレスに似せたミディアム丈のオートクチュールドレスを着た。
ここからが本番――招待客への挨拶をし、理世の妻として振る舞う。
緊張気味に麻王家の親族が座るテーブルへ近づく。
ショーが終わってから、売り上げが急激に伸び、麻王グループのアパレル部門では、『Lorelei』に次ぐ、第二位のブランドにまでのし上がっていた。
突然、理世が私の額にキスをした。
「り、理世!?」
「琉永。仕事の顔になってるぞ」
「ドレスがすごすぎて、つい……」
ホテルのチャペルが、日の光を多く取り入れる作りだったこともあり、銀の刺繍が映え、光を反射して輝いている。
これも計算済みなら、紡生さんは本当にすごい。
「ドレスのことを考える余裕は、そろそろなくなるけどな?」
「わかってます。理世の妻として、しっかりしなきゃ!」
披露宴のお色直しは二回だけ。
なぜなら、この結婚式は私のお披露目でもあり、親戚への挨拶がメイン。
ウェディングドレスに似せたミディアム丈のオートクチュールドレスを着た。
ここからが本番――招待客への挨拶をし、理世の妻として振る舞う。
緊張気味に麻王家の親族が座るテーブルへ近づく。