政略結婚かと思ったら溺愛婚でした。
 が、頑張って⁉︎それが答えなんですか⁉︎
 片倉が治してくれるものと思っていた浅緋は、軽いショックを受ける。

 一気に肌が外気に晒されたことと誰にも見られたことがない姿を見られて、浅緋は慌てて両手で身体を隠した。

 それを見た片倉もシャツのボタンを外して、服を脱いでいく。

 アンダーウエアも脱いだ時、初めて片倉のその体を見た浅緋はどきんとした。
 なめらかで綺麗な肌に、適度に鍛えられた胸板と、引き締まった腹筋。

 そういえば、毎朝ランニングしてたわ。

 休日もジムにいくことがあることは知っていたけれど。
 作り上げられたもののように綺麗な片倉の体を見たら、浅緋はなんだか自分がとても恥ずかしい。

「隠して、恥ずかしがっているのも可愛いね」
 抱きしめられてお互いの肌が擦れあって、触れ合う。

 それだけで、ひどく感じてしまうのだ。
 浅緋が胸元をぎゅうっとしてしまっているのを、片倉は無理に解くことはしないで、浅緋の肩にそっとキスをした。

 隠れていない背中側の脇とか、隠しきれない腹部とか、そんなところにもどんどんキスを落としていく。
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