僕惚れ③『家族が増えました』
理人の提案に、葵咲が恥ずかしそうにうつむく。
でも、「嫌だ」とは言わないので、OKと思っていいよね?と勝手に判断させてもらった。
こういうとき、理人は基本自分に都合のよいように解釈することにしている。そうでないと、葵咲はあまり積極的にあれこれ言ってくれるほうではないからだ。
理人は向かい合わせになるように自分の前に座る葵咲の髪の毛を耳の横に掻き上げるようにして避けると、指先で愛らしい耳たぶに軽く触れる。
そうしておいて、もう一方の手で唇をなぞるように触れば、葵咲が「んっ」と小さく喘いでピクリと身体を震わせたのが分かった。
「葵咲、ホント可愛い……。大好きだよ」
言いながら、唇を割るように親指を差し込んで顔を近付けると、葵咲がまるで理人からの口付けを期待するみたいに瞳を伏せた。
実際には恥ずかしくても、理人の手が顎に添えられていて顔を背けられないから、目蓋を伏せて視線を逸らしただけかもしれない。けれど、理人はそうは思わない。
でも、「嫌だ」とは言わないので、OKと思っていいよね?と勝手に判断させてもらった。
こういうとき、理人は基本自分に都合のよいように解釈することにしている。そうでないと、葵咲はあまり積極的にあれこれ言ってくれるほうではないからだ。
理人は向かい合わせになるように自分の前に座る葵咲の髪の毛を耳の横に掻き上げるようにして避けると、指先で愛らしい耳たぶに軽く触れる。
そうしておいて、もう一方の手で唇をなぞるように触れば、葵咲が「んっ」と小さく喘いでピクリと身体を震わせたのが分かった。
「葵咲、ホント可愛い……。大好きだよ」
言いながら、唇を割るように親指を差し込んで顔を近付けると、葵咲がまるで理人からの口付けを期待するみたいに瞳を伏せた。
実際には恥ずかしくても、理人の手が顎に添えられていて顔を背けられないから、目蓋を伏せて視線を逸らしただけかもしれない。けれど、理人はそうは思わない。