夏の風


丈流くんはバイクのスピードを上げて走った 


あたしは振り落とされないように丈流くんに必死に掴まった 


しばらく走ってやっとバイクが止まった 


ハァ〜怖かったぁ… 


あたしはバイクが止まってからもすぐには動けず丈流くんにしがみついたままだった 


「どうした?もう下りていいぞ!」


「あっ!ごめん…送ってくれてありがと……って、ここ駅じゃないじゃん!!」


そう…怖い思いをして連れて来られたのはこないだ来た橋の下だった 


「まだ時間早いから大丈夫だろ?」


「ダメ…今日、学校抜け出しちゃったから…親に連絡いってるかもしれないから、早く帰らないと…」


「何やってんだよ?学校はサボったら駄目だろ!」






< 50 / 279 >

この作品をシェア

pagetop