ずるすぎる幼なじみと甘々ふたりぐらし。

伊緒くんてば、おかしいの。

笑いながら、私はチンちゃんを抱いて動かしてみる。そしてあることに気づく。


「155センチ40キロって、私とおんなじだーっ……あっ……」


うわ~。
体重暴露しちゃうとか、私のバカバカっ!

今のは忘れて忘れてっ!

恥ずかしくって、顔をチンちゃんでかくす。


「へーそうなの?」


ひらめいたような伊緒くんの声に、そっと顔をずらせば。


「ちょうどいいや、じゃあ試させて?」

「へ?」

「抱きごこち」


絨毯の上にゴロンと寝転んで、「ほら」と手を伸ばしてくる伊緒くん。


はい……?

いつまでもつっ立ったままでいると、上半身を起き上がらせた伊緒くんが、私の腕をぐいっと引っ張った。


「うわあああっ……!」
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