【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない
私ってそんなふうに見られてたんだ。たまにはオシャレとかにも目を向けてみようかな。
松島さんと谷本さんか。これからも仲良くできるといいな。
昴には今日一日、一度も会えず、保健室にも来てないと先生から伝えられた。
毎日会っていた人に会えないのは寂しい気がする。
明日には会えるといいな。
「榛名ちゃん」
…っ!!
そんな思いが通じたのか、依乃里の前に昴の姿があった。依乃里はすぐに駆け寄り、昴に抱きついた。
「会いたかった…」
短い時間だったのに、こんなに会えたことが嬉しいなんて。やっぱり私は先輩が好きだ。
「俺も。少し話したいから場所変えようか」
そうだったここは学校。あまりの嬉しさでつい、先輩に。
学校近くのカフェに移動した二人。
向かい合って座り、依乃里はホットミルク、昴はホットコーヒーを注文した。
「外寒かったね。体調はどう?」
「一晩寝てだいぶ楽になりました。先輩のおかげです」
怒ってるわけではなさそう。いつもの優しい昴先輩だ。
「俺のおかげか。帰り際に俺、榛名ちゃんに酷いことしたから嫌われたかと思ってた...」
「それは私の方です。先輩の気持ちも考えないで告白なんかしようとして…。迷惑でしたよね」
松島さんと谷本さんか。これからも仲良くできるといいな。
昴には今日一日、一度も会えず、保健室にも来てないと先生から伝えられた。
毎日会っていた人に会えないのは寂しい気がする。
明日には会えるといいな。
「榛名ちゃん」
…っ!!
そんな思いが通じたのか、依乃里の前に昴の姿があった。依乃里はすぐに駆け寄り、昴に抱きついた。
「会いたかった…」
短い時間だったのに、こんなに会えたことが嬉しいなんて。やっぱり私は先輩が好きだ。
「俺も。少し話したいから場所変えようか」
そうだったここは学校。あまりの嬉しさでつい、先輩に。
学校近くのカフェに移動した二人。
向かい合って座り、依乃里はホットミルク、昴はホットコーヒーを注文した。
「外寒かったね。体調はどう?」
「一晩寝てだいぶ楽になりました。先輩のおかげです」
怒ってるわけではなさそう。いつもの優しい昴先輩だ。
「俺のおかげか。帰り際に俺、榛名ちゃんに酷いことしたから嫌われたかと思ってた...」
「それは私の方です。先輩の気持ちも考えないで告白なんかしようとして…。迷惑でしたよね」