【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない

寒空の告白

ー八雲sideー




「明星。後で配信に出てくれよ」





こいつは同じ配信者仲間。会場に入った時に会った奴と同じで、配信を始めた頃からの顔なじみ。





「おう、いいぜ。今日は何やるんだ?」




ゲーム実況メインの奴だが、大きなイベントとなればゲーム以外にもトークや歌枠などもやる。





「このパーティーのことと、お前の彼女のこととかな」





こいつ勘違いしてるな。まだそんな関係じゃねーし。




今日でそれがどうなるか決まるが、まだ黙っておこう。





「俺らはただの同級生だ。それにアイツは配信に出る側じゃなくて、観る側だ」





それも結構熱狂的な。お前のことも知ってんだぜ?




可愛い子好きだから言ったら喜ぶだろうな。






ぜってー近づけさせねーけど。何かあったら怒られるの俺だし。





殴られるだけじゃ済まなそうだしな。





「ふーん。まぁいいや。俺は配信に付き合ってくれればいいし。また後でな」
< 82 / 173 >

この作品をシェア

pagetop