僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
『部屋に入ったらセレが来られないように扉、きちんと閉めてね』
まるで葵咲の動きを見ているみたいに理人が言うから、葵咲はどこかに監視カメラでもついてる!?とソワソワしてしまう。
『ねぇ葵咲。ひょっとして今、キョロキョロしてる? 別に見えてるわけじゃないからね?』
途端クスクスと理人が笑う声が、スマートフォン越し、すぐ耳元から聴こえてきて。
葵咲は思わず首をすくめた。
電話というのは、油断していると不意に愛する人の声が耳をくすぐってくるから困る。
日頃何気なく対面で会話している時には見過ごしてしまうような、大好きな恋人の声の響きや艶っぽさに鼓膜がゾクリとした感覚に襲われる。
まるで葵咲の動きを見ているみたいに理人が言うから、葵咲はどこかに監視カメラでもついてる!?とソワソワしてしまう。
『ねぇ葵咲。ひょっとして今、キョロキョロしてる? 別に見えてるわけじゃないからね?』
途端クスクスと理人が笑う声が、スマートフォン越し、すぐ耳元から聴こえてきて。
葵咲は思わず首をすくめた。
電話というのは、油断していると不意に愛する人の声が耳をくすぐってくるから困る。
日頃何気なく対面で会話している時には見過ごしてしまうような、大好きな恋人の声の響きや艶っぽさに鼓膜がゾクリとした感覚に襲われる。