僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
「池本さんのそういう潔いところ、尊敬します」
なのに修太郎氏は、自分には今回の僕みたく、酒一択のような土産の買い方は出来ないのだ、と褒めてくれた。
「どうしても相手ごとにひとつひとつ違うのを買わないと気が済まないんです。――何か男のくせに細かくて……お恥ずかしい限りです」
眼鏡の奥の目が、照れたように柔らかく細められたのを見て、僕は逆に色んな人をひとりずつ気遣える彼の方が、人としても大人の男としても正解だと思ったんだ。
素直にそう称賛したら、くすぐったいみたいに
「長男気質なだけですよ」
と謙遜された。
言われて、先の飲みの際、修太郎氏が4人弟妹の長子だと話していたのを思い出す。
一人っ子の僕と、そういうところで差が出るのかな?とふと思った。
なのに修太郎氏は、自分には今回の僕みたく、酒一択のような土産の買い方は出来ないのだ、と褒めてくれた。
「どうしても相手ごとにひとつひとつ違うのを買わないと気が済まないんです。――何か男のくせに細かくて……お恥ずかしい限りです」
眼鏡の奥の目が、照れたように柔らかく細められたのを見て、僕は逆に色んな人をひとりずつ気遣える彼の方が、人としても大人の男としても正解だと思ったんだ。
素直にそう称賛したら、くすぐったいみたいに
「長男気質なだけですよ」
と謙遜された。
言われて、先の飲みの際、修太郎氏が4人弟妹の長子だと話していたのを思い出す。
一人っ子の僕と、そういうところで差が出るのかな?とふと思った。