名無しのヒーロー ~シングルマザーは先生に溺愛されました~
暫くして出版された朝倉翔也先生の新刊は好調で、私が立ち寄った書店に並んでいるのを見つけた。
 なんと、平積みで置かれているのだ。私の描いた表紙が店頭に並ぶ日が来るなんて夢のようで、嬉しくてコッソリ写メを取り家に帰ってから眺めては、ニヤニヤしている。

 おかげさまで、仕事の方も好調。とは言え、子育てをしながらの作画なので、朝倉先生の作品を優先に多くない量を受けている。
 それでも仕事が切れずにあるのはありがたいし、ギャラも今までとは比べ物にならない程の金額になった。
 娘、美優の為に貯蓄をする余裕が出来た事がうれしい。

 美優は、ほふく前進からハイハイ、そして、つかまり立ちへと行動範囲を着実に増やし、マスマス目が離せなくなってきている。
 危険の無い様に見張るのも限界で、赤ちゃんサークルを買ったが、そこに入れても5分としないうちに出たいと言って泣く。

 離乳食を食べる量も増え、うんちも段々キョーレツな芳香を放つものになって来て、子育ては日々戦いであると実感。
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