すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
「ヒロ、ブラのホックとか外すの、凄く手ぎわよくて……私、驚かされた、よ?」

 そんなこと普通は言わないのかもしれないけれど、その時の私は正直テンパっていて。

 ヒロの自信を喪失させたくない一心だったの。


「コトはホント、優しいな」

 一生懸命あれこれ言い募る私を布団ごとギュッと抱きしめて、ヒロがそう言って笑いかけてくれた。


「――続き、していい?」

 私を腕の中に包み込んだまま、ヒロがボソリとつぶやいて。

 私は「……ん」と小さく答えて、すぐそばのヒロを見上げた。
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