すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
「園村先輩、すんません! 俺、昨日帰り際に貴方に言われたこと、守れませんでした!」
言って、勢いよくガバリと頭を下げたヒロに、私は驚かされる。
「ん? 俺との約束を守れんかったって……。柳川、送り狼になったん?」
ヒロの言葉に、そのさんが顕微鏡から視線を外して、身体ごとこちらに向き直る。
それと同時、ギシッ……と、そのさんが座る椅子が軋んだ音が室内に響いた。
その音に何故かギュッと身体が縮こまる思いがして、私は無意識にヒロの背後に隠れる。
「あ〜、鳴宮さん、俺、怒ってないよ? そんな怖がらんで?」
途端それに気付いたそのさんが眉根を寄せて困ったような顔をして。
「俺さ、ぶっちゃけそうなったらええなって思って昨日2人を残してさっさと退散したんよ? じゃけぇね、柳川も鳴宮さんも、そんな風に俺に気ぃ遣わんちょって?」
――じゃないと俺、余計しんどいじゃん?
ポツンと落とされた声が、そのさんの本音だと悟って、私は思わず先輩を見た。
言って、勢いよくガバリと頭を下げたヒロに、私は驚かされる。
「ん? 俺との約束を守れんかったって……。柳川、送り狼になったん?」
ヒロの言葉に、そのさんが顕微鏡から視線を外して、身体ごとこちらに向き直る。
それと同時、ギシッ……と、そのさんが座る椅子が軋んだ音が室内に響いた。
その音に何故かギュッと身体が縮こまる思いがして、私は無意識にヒロの背後に隠れる。
「あ〜、鳴宮さん、俺、怒ってないよ? そんな怖がらんで?」
途端それに気付いたそのさんが眉根を寄せて困ったような顔をして。
「俺さ、ぶっちゃけそうなったらええなって思って昨日2人を残してさっさと退散したんよ? じゃけぇね、柳川も鳴宮さんも、そんな風に俺に気ぃ遣わんちょって?」
――じゃないと俺、余計しんどいじゃん?
ポツンと落とされた声が、そのさんの本音だと悟って、私は思わず先輩を見た。