すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
そのやり取りを黙って聞いていた田中先輩が「はぁ〜」と大きく溜め息を吐きながら、戸口のところに落ちたままになっていた梨香子さんのカバンを拾って彼女に差し出した。
そうして、そのさんに聞こえるように
「うんちく垂れのきわむぅ〜なんてあてにすんな梨香子。何なら俺に頼め〜。俺ならいつでも喜んでお前の送り迎えしてやるぜ? もち、友達として、な?」
と梨香子さんの頭をクシャリと撫でて意味深に笑って。
「ちょっ、田中、お前がそれやったら俺がやらん意味がないじゃろーが」
そんな田中先輩にそのさんが慌てて言って、ついでのように梨香子さんにも「梨香子もっ! 簡単に田中に頭とか撫でさせたりしたらダメじゃろ。バカなん?」って怒るの。
――ああ、そのさん、それ。きっと火に油ですよ?
と思ったのと同時。
そうして、そのさんに聞こえるように
「うんちく垂れのきわむぅ〜なんてあてにすんな梨香子。何なら俺に頼め〜。俺ならいつでも喜んでお前の送り迎えしてやるぜ? もち、友達として、な?」
と梨香子さんの頭をクシャリと撫でて意味深に笑って。
「ちょっ、田中、お前がそれやったら俺がやらん意味がないじゃろーが」
そんな田中先輩にそのさんが慌てて言って、ついでのように梨香子さんにも「梨香子もっ! 簡単に田中に頭とか撫でさせたりしたらダメじゃろ。バカなん?」って怒るの。
――ああ、そのさん、それ。きっと火に油ですよ?
と思ったのと同時。