すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
***
私の家に柳川が来るのはこれで2回目。
彼を招き入れる前に、ちょっとだけ部屋の外で待っていてもらって、部屋干ししてあった下着類を目につかない洗面所に干し直して。
「――ごめん、雨続きで洗濯物、部屋干ししててちょっと景観悪いんだけど」
とか何とか言い訳しながら、影響のないものだけが隅っこに干されたリビングへ柳川を招き入れた。
お湯を沸かして、柳川のためにドリップコーヒーを用意する。
それをリビングの真ん中に置かれた小さなテーブルに置きながら、「ついでにどうぞ」って先日暇に任せて焼いたクッキーを出した。
「――あぁ、そっか。普通は……こういうのって男がもらえる方が多いんだよな」
ありがとな、という言葉とともにしみじみとそうつぶやかれて、私はキョトンとしてしまう。
「あ……、いや、すまん。花々里――、あ、俺をフッた幼馴染みな? そいつ、めちゃくちゃ食い意地の張ったヤツでさ、俺、あいつに何か食わしてやったことはあっても……貰ったことはなかったなって思って……」
そこで柳川は少しだけ辛そうな顔をして、
「けど、あいつ、自分が選んだ男にはちゃんとお裾分けしてるってのが分かってさ。――俺、それ知ったとき結構ショックだったんだよ」
まだ幼なじみちゃんのことを完全には吹っ切れていないんだなって思って、ちょっぴり胸の奥がキュッと疼いて切なくなった。
私の家に柳川が来るのはこれで2回目。
彼を招き入れる前に、ちょっとだけ部屋の外で待っていてもらって、部屋干ししてあった下着類を目につかない洗面所に干し直して。
「――ごめん、雨続きで洗濯物、部屋干ししててちょっと景観悪いんだけど」
とか何とか言い訳しながら、影響のないものだけが隅っこに干されたリビングへ柳川を招き入れた。
お湯を沸かして、柳川のためにドリップコーヒーを用意する。
それをリビングの真ん中に置かれた小さなテーブルに置きながら、「ついでにどうぞ」って先日暇に任せて焼いたクッキーを出した。
「――あぁ、そっか。普通は……こういうのって男がもらえる方が多いんだよな」
ありがとな、という言葉とともにしみじみとそうつぶやかれて、私はキョトンとしてしまう。
「あ……、いや、すまん。花々里――、あ、俺をフッた幼馴染みな? そいつ、めちゃくちゃ食い意地の張ったヤツでさ、俺、あいつに何か食わしてやったことはあっても……貰ったことはなかったなって思って……」
そこで柳川は少しだけ辛そうな顔をして、
「けど、あいつ、自分が選んだ男にはちゃんとお裾分けしてるってのが分かってさ。――俺、それ知ったとき結構ショックだったんだよ」
まだ幼なじみちゃんのことを完全には吹っ切れていないんだなって思って、ちょっぴり胸の奥がキュッと疼いて切なくなった。