すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
え?
柳川、今、何て……?
柳川の言葉に私、思わずコーヒーをかき回すスプーンが止まって。
「あの……柳川、その……えっと、か、花々里さんのこと……」
「人妻じゃどうにもなんねぇだろ。キッパリスッパリ諦めたよ。――ま、そうは言っても誰かに話せたの、実はお前が初めてなんだけどな」
ってコーヒーカップ越しに瞳を細めるの。
私が初めて?
何で私?
深い意味はないって分かっていても、そこに意味を求めたくなってしまう。
「……そ、そう、なんだ」
思わず声が上擦って、喉が小さく鳴った。
ってことは……えっと……私……柳川に気持ちを伝えても問題ないってこと?
ぐるぐるぐるぐるティースプーンでコーヒーをかき混ぜながら、私の頭の中はフル回転。
「――それ、そんな、溶けにくいミルクだったのか?」
あんまり激しくかき回し続けたもんだから、柳川に怪訝な顔をされてカップの中を覗き込まれて……。
思いのほか顔が近くに寄せられたことにビックリした私は、「ひゃっ」って小さく声を漏らして、スプーンを持つ手をぎこちなく離した。
途端飛び跳ねたティースプーンがコーヒーの表面を叩いて、カップから小さな飛沫が上がった。
それはあろうことか柳川の白いTシャツを濡らして。
柳川、今、何て……?
柳川の言葉に私、思わずコーヒーをかき回すスプーンが止まって。
「あの……柳川、その……えっと、か、花々里さんのこと……」
「人妻じゃどうにもなんねぇだろ。キッパリスッパリ諦めたよ。――ま、そうは言っても誰かに話せたの、実はお前が初めてなんだけどな」
ってコーヒーカップ越しに瞳を細めるの。
私が初めて?
何で私?
深い意味はないって分かっていても、そこに意味を求めたくなってしまう。
「……そ、そう、なんだ」
思わず声が上擦って、喉が小さく鳴った。
ってことは……えっと……私……柳川に気持ちを伝えても問題ないってこと?
ぐるぐるぐるぐるティースプーンでコーヒーをかき混ぜながら、私の頭の中はフル回転。
「――それ、そんな、溶けにくいミルクだったのか?」
あんまり激しくかき回し続けたもんだから、柳川に怪訝な顔をされてカップの中を覗き込まれて……。
思いのほか顔が近くに寄せられたことにビックリした私は、「ひゃっ」って小さく声を漏らして、スプーンを持つ手をぎこちなく離した。
途端飛び跳ねたティースプーンがコーヒーの表面を叩いて、カップから小さな飛沫が上がった。
それはあろうことか柳川の白いTシャツを濡らして。