クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

ほんと、太陽に出会えて良かった。



「電話してみようかな」



そう考えたら無性に太陽に会いたくなって電話をかけてみることにした。電話を自分からかけるなんて初めてで、ドキドキする。


ープルル……プルル……。



『はい』



何回かコールがなった後、太陽が出た。電話での太陽はいつもより声が近くで聞こえてドキドキが伝わってしまいそう。


うー、緊張する………。


断られたらどうしよう。



「た、太陽?ごめんね。今、電話して大丈夫?」


『愛華。大丈夫だ。それよりどうした?なんかあったのか?』



最近は物騒なことが多いから何かと私を心配してくれる。そのせいか、太陽は焦り気味に私の安否を確認してくる。


私をこんなに心配してくれるなんて。非常時だと思いながらも胸がキュンとなる。


………嬉しいな。



「大丈夫。私、今家だもん」


『そうか、なら良かった』


「心配させてごめんね。………太陽ってお昼食べた?」
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