秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~

た、助かった。

刹那くんが救世主に見えた。


「鍵かけとくんだったー」

「なに部屋につれこんでんだよ! まじふざけんなって!」


ヘラっと笑う琉夏くんとは対照的な刹那くん。

焦りを含んだようなその目は、冗談じゃなくて本気で怒っているようだった。

こんな刹那くん、見たことない。


「連れ込んでるだなんて、人聞きわりいな」

「じゃあこれはどういうことだよ!」


投げられたリボン。雑に開いた私の胸元。

これはカン違いするのもわかる。


「絵のモデルになってもらってただけだろ」

「そ、そうなのっ」


まったくその通りだから口をはさんだんだけど、刹那くんの険しい目が向けられる。その目は、琉夏くんを庇うのかって言っている。

うっ。

だ、だけどそこは本当で……。

琉夏くんは、さっきまで本当に書いていた画用紙をひらりとこっちに向けてきた。
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