秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~
白樺くんは、確かめるように言った。
「エクセレントの姫は、まだ誰のものにもなってないようだな」
姫? って何それ。
彼の言っている意味が分かんない。
「だったら俺が立候補させてもらう」
そう言って、こっちへ近づいてくる。
立候補……?
選挙は終わったばかりなのに、まだなにか選挙があるの?
なんのことだか、私にはさっぱり……。
すると、さっと私の前へ回り込み、それを阻止するのは刹那くん。
「ふざけんな、お前に寧々は渡さない」
つかまれていた手は私の腰に周り、グッと抱き寄せられた。
「わっ!」
刹那くんと密着する体。
え?え? いったいどういうこと?
ふたりきりの時にはこういうことを言われることもあったけど、ここはリビングでみんなもいるのに。
堂々すぎる宣言に、ぶわっと顔が熱くなった。