契約婚と聞いていたのに溺愛婚でした
美冬のことをあくまでもミルヴェイユの社長として扱ってくれていた。
「状況を整理したい」
「お願いします」
美冬もお腹にグッと力を込める。
「まず事実だ。盗作があったというのは本当ですか?」
それには綾奈が答えた。
「本当です。最初に石丸さんが気付かれて、私もそのスケッチを見せていただきました。その上でうちのスタッフに確認をしたんです。最終的にデザインを盗んだことを認めました。現在は出勤停止にしてもらっています」
「なぜそんなことが起きた?」
淡々と尋ねる槙野の硬い声。
それには石丸が答える。
「コラボでデザイン室の管理が甘くなってた。コラボ自体もセキュリティが必要な企画だったし、『エス・ケイ・アール』の社員ならデザイン室に入ることは可能だった。僕もデザイン画をその辺に置いておいたりしていたこともあったしね」
「だからと言ってやっていいことではないだろう……」
槙野の眉間に皺が寄り声も苦々しげだ。
「そうですね。私共の監督不行き届きというしか……」
綾奈はそう言って俯く。
「で、あなたは?」
あ、今そこに気づいたのね。
「状況を整理したい」
「お願いします」
美冬もお腹にグッと力を込める。
「まず事実だ。盗作があったというのは本当ですか?」
それには綾奈が答えた。
「本当です。最初に石丸さんが気付かれて、私もそのスケッチを見せていただきました。その上でうちのスタッフに確認をしたんです。最終的にデザインを盗んだことを認めました。現在は出勤停止にしてもらっています」
「なぜそんなことが起きた?」
淡々と尋ねる槙野の硬い声。
それには石丸が答える。
「コラボでデザイン室の管理が甘くなってた。コラボ自体もセキュリティが必要な企画だったし、『エス・ケイ・アール』の社員ならデザイン室に入ることは可能だった。僕もデザイン画をその辺に置いておいたりしていたこともあったしね」
「だからと言ってやっていいことではないだろう……」
槙野の眉間に皺が寄り声も苦々しげだ。
「そうですね。私共の監督不行き届きというしか……」
綾奈はそう言って俯く。
「で、あなたは?」
あ、今そこに気づいたのね。