契約婚と聞いていたのに溺愛婚でした
「確かに盗作は大問題だよ。けど、本人は認めて出社していなくて、綾奈さんからはしっかりお詫びも入れてもらった」
石丸はその綺麗な顔を伏せた。腕を組んで、ふう、とため息をついて言葉を続ける。
「再発防止は僕も含めてね、うちも徹底しなくてはいけないし『エス・ケイ・アール』さんにもそこはお願いしたい。デザインについては……いいですよ。そもそも落書きのようなものでミルヴェイユには使えないものだった。ただ、僕のデザインであることを認めて別途ギャランティを払ってもらえれば。で、うちの社長がいいと言えばそれをボーナスに上乗せしてもらいます」
こんなところで手打ちはいかがです?と石丸は槙野に向かってにっこり笑う。
「それを弁護士に文書にさせよう」
「そうしてください。こんなことで煩わされるのは嫌だ。だから美冬を尊敬する。最終判断は美冬に任せる」
美冬も安心して笑顔になる。
「うん。大丈夫。任せて。槙野さん、ではそれでお願いします。あとは弁護士同士で任せます」
「承知した。俺の方で責任持って解決まで担当させてもらう。それぞれ不利にならないよう取り計らうから。そしてこの案件はこれでここでの話し合いを持って完了してほしい。くれぐれも他には漏らさないように」
石丸はその綺麗な顔を伏せた。腕を組んで、ふう、とため息をついて言葉を続ける。
「再発防止は僕も含めてね、うちも徹底しなくてはいけないし『エス・ケイ・アール』さんにもそこはお願いしたい。デザインについては……いいですよ。そもそも落書きのようなものでミルヴェイユには使えないものだった。ただ、僕のデザインであることを認めて別途ギャランティを払ってもらえれば。で、うちの社長がいいと言えばそれをボーナスに上乗せしてもらいます」
こんなところで手打ちはいかがです?と石丸は槙野に向かってにっこり笑う。
「それを弁護士に文書にさせよう」
「そうしてください。こんなことで煩わされるのは嫌だ。だから美冬を尊敬する。最終判断は美冬に任せる」
美冬も安心して笑顔になる。
「うん。大丈夫。任せて。槙野さん、ではそれでお願いします。あとは弁護士同士で任せます」
「承知した。俺の方で責任持って解決まで担当させてもらう。それぞれ不利にならないよう取り計らうから。そしてこの案件はこれでここでの話し合いを持って完了してほしい。くれぐれも他には漏らさないように」