天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~
「電話の向こうで恋人が浮気をしているんだって気づいて、どうしていいのかわからなくなりました。声もだせずにただ電話を切って、その夜は眠れませんでした」
ひとりきりの夜に恋人から電話がかかってきたと思ったら、今まさに浮気しているところの音を聞かされるなんて。
そのときの里帆がどれだけショックを受けたか、想像するだけで胸が痛んだ。
「志田はその電話のことを知っていたのか?」
「いえ。東京に帰って来た尚久に浮気のことをたずねたら、どうして知っているんだと驚いていました」
「安本にはめられたんだな」
怒りのあまり舌打ちが漏れる。
眉をひそめた俺に対し、里帆は静かに「そうかもしれませんね」とつぶやいた。
「尚久は素直に浮気を認めて出来心だったと謝ってくれました。でも、自分の恋人がほかの女性を抱いている音を聞かされて、それでも許せるほど私は大人じゃありませんでした。彼の顔を見るたびに、電話越しに聞いた女の人の喘ぎ声が頭に浮かんで嫌悪しか感じられなくなってしまって……」
ひとりきりの夜に恋人から電話がかかってきたと思ったら、今まさに浮気しているところの音を聞かされるなんて。
そのときの里帆がどれだけショックを受けたか、想像するだけで胸が痛んだ。
「志田はその電話のことを知っていたのか?」
「いえ。東京に帰って来た尚久に浮気のことをたずねたら、どうして知っているんだと驚いていました」
「安本にはめられたんだな」
怒りのあまり舌打ちが漏れる。
眉をひそめた俺に対し、里帆は静かに「そうかもしれませんね」とつぶやいた。
「尚久は素直に浮気を認めて出来心だったと謝ってくれました。でも、自分の恋人がほかの女性を抱いている音を聞かされて、それでも許せるほど私は大人じゃありませんでした。彼の顔を見るたびに、電話越しに聞いた女の人の喘ぎ声が頭に浮かんで嫌悪しか感じられなくなってしまって……」