天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~
「ずいぶん自信があるんだな。じゃあ、賭けをしよう」
「どんな賭けですか?」
「当たったら里帆は俺の言うことを聞く。かわりに外れたら俺が里帆の言うことを聞くっていうのはどうだ?」
「いいですよ。絶対に私の勝ちだと思いますけど」
うなずいた私のことを、翔さんがじっと見つめる。
そしておもむろに口を開いた。
「そうだな。里帆の職業は、航空管制官?」
その言葉に私は目を見開く。
「え、どうして」
ピンポイントで言い当てるなんて、信じられない。
「パイロット訓練生の恋人を応援していたと言っていたから、関係のある職種なのかなと思った。でも、CAをさん付けしていたから、航空会社勤務ではない」
「たったそれだけで当てるなんて……」
驚く私を見て、翔さんはくすくすと笑った。