天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~

 街灯が照らしだす緑の木々と、光を反射するセーヌ川。
 そして温かい色合いの照明でライトアップされたエッフェル塔。

「綺麗だな」

 ため息をもらした彼に、私も窓の外に見とれながら「本当に綺麗ですね」とうなずく。

 すると翔さんが苦笑した。

「夜景がじゃなくて、里帆がだ」

 彼はまっすぐに私のことだけを見ていた。
 その熱をはらんだ視線に気づき、体温が上がる。

 裸同然なのに、アクセサリーだけつけているのが余計に恥ずかしい。

「あの、ネックレスとピアスを外します……」

 背を向けネックレスを外そうとすると、彼の手に止められた。

「外さなくていい」
「でも」
「好きな女が、自分が選んだアクセサリーだけを身にまとっているなんて、最高にセクシーで興奮する」

 艶のある低い声でささやかれた。
 その言葉にふくまれた独占欲と支配欲を感じて、体の奥がぞくぞくと震え熱くなる。

「翔さん……」


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