天才パイロットの激情は溢れ出したら止まらない~痺れるくらいに愛を刻んで~

「や……」

 耳たぶに吐息が触れただけで、全身に痺れるような快感が走る。
 それに合わせて私の中に差し込まれた指も動きを速くした。

「あ、んん……っ!」

 こらえきれず甘い声が漏れ、息があがる。
 胸を上下させ乱れた呼吸を繰り返すと、肌の上でネックレスが揺れた。

 激しい快感に頭が真っ白になる。

 私の体からくたりと力が抜けると、翔さんが甘く微笑み髪をなでてくれた。

 私は肩で息をしながらぼんやりと翔さんを見上げた。

 六年付き合っていた尚久に抱かれるときは、もっと冷静でいられたのに。
 出会ったばかりの翔さんに触れられただけで、こんなになってしまうなんて。

 自分が自分じゃなくなってしまったみたいだ。

 翔さんが私の太ももに手をかけ、足を開かせる。

 体の中心に熱くて硬いものを押し当てられた。
 その大きさに息をのむ。

「……里帆、いいか?」

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