じゃんけんぽん
それは本当で、不思議なほどに勝てる気しかしていない。

「よっし、時間もアレだしさっさとやんぞ」

…最初はグー、じゃんけんぽん!

2人分の声と、手が重なる。

片方がパーで、もう片方がグー。


「ね、言ったでしょ?」
「クッソ、マジで負けたぁ!」

ちょっとした手遊びなのに、来海は心底悔しそうに天井を仰ぐ。

その様子が、またまた懐かしくて、愛おしくて、心が温かさに満たされる。

「で、俺は何すればいいんだ?なんなりとお申し付けくださいませ」

あ、やっぱり勘違いしてるな。

こっそり、クスリと微笑む。

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