Hello,僕の初恋
イルミネーションがピンクに変わる。
私たちの顔も髪も、身体も、重なった手も。
全てが恋の色へと染まっていく。
身体中が熱を帯びて、どうしようもない。
「……わ、わからない」
「分からない?」
「分かるんだけど、えっと、分からなかった……でも……」
私の手に重なったノゾムくんの手に力が入って、ぎゅっと握られる。
どうしよう。どうしたらいいんだろう。
頭の中がパンクしてしまいそうだ。言葉が詰まる。
顔を上げたら、ノゾムくんと目が合った。
彼の目は私をしっかりとらえている。
白い息が重なって、すごく近くにいるんだってことを実感した。
ノゾムくんの口が開く。
「花音ちゃん。俺は、花音ちゃんが好きだよ」