珈琲と花の香りの君



…息苦しさで、目が覚めた。



胸の辺りが圧迫されていて、すこぶる苦しい。



なんだか猫の鳴き声が聞こえるし、呪文のようなおばちゃんの声も聞こえてきた。



耳元では、ちょこちょこと小動物らしきものが動き回る音も聞こえている。



まだ働かない、ぼんやりした俺の思考でさえも、危険信号を発令している。



苦しいし、恐いし、どうなってんだ…?



ぎゅっと目を瞑って、思い切り開くとそこには……
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