珈琲と花の香りの君
抑えろ、抑えるんだ!やれば出来る子なんだ俺は!!
「し、仕事は忙しいっすか…?」
伺えば、
「珠利とは、続いているのか?」
スルーかよっ?!
固まる俺を見下ろす奴。
無駄に背がデカいし、威圧感の塊だよ!!
蛇に睨まれた蛙のごとく、縮こまる…。
だがしかし!!
「良いお付きあいをさせてもらってます!!」
宣言すれば、
『 チッ!!』って、舌打ちー!!
ギロリと一度、睨んで、その場に俺を置き去りにして、さっさと歩き出した奴。