珈琲と花の香りの君
どうにかこうにか、仕事を終わらせて、珠利ちゃんと待ち合わせしている店に急いだ。
パスタが食べたいと言う、珠利ちゃんのリクエストに俺が予約しておいた店だ。
店に着いて、予約していることを伝えると、すんなり席に案内してくれた。
すでに座って待っていてくれた、珠利ちゃん。
「ごめん。だいぶ待たせた?」
言いながら、席に座る俺に、
「んーん。全然。」
にこにこしながら、答えてくれた。
何を食べるか、2人でわいわい相談して決める。
それだけのことが、すごく嬉しかったりする。