【完結】余計な愛はいらない。
✱ ✱ ✱
「颯人……わたし、妊娠したみたい!」
「え、本当か!?」
結婚してから間もなく、わたしは妊娠していることが分かった。
生理が予定日を過ぎても来なかったため、もしやと思い、薬局で妊娠検査薬を買い検査した所、検査薬に赤い線がニ本くっきりと出ていた。
「これ見て。赤い線が二本出てる」
「本当だ。 てことは、それが妊娠してるってことか?」
「うん。でも病院に行って、ちゃんと確かめてくるね」
まさかこんなに早く、妊娠することが出来なんて……。やっぱりあの時、神様が赤ちゃんを運んできてくれたのかな?
「でも俺は子供が早く欲しかったから、今すごい嬉しいよ」
「わたしも、すごく嬉しい。 颯人の赤ちゃん、欲しかったから」
「ありがとう、杏実。 俺も病院、一緒に行くよ」
嬉しさのあまり、颯人とわたしは微笑みが止まらなかった。
そして次の日、わたしたち夫婦は病院に行き、きちんと妊娠していることを確認した。
「おめでとうございます」
「先生、ありがとうございます」
病院を出たわたしたちは、エコー写真を眺め二人で微笑んだ。
これからわたしたちには、家族がもう一人増える。 楽しみだ。
【END】


