【完結】余計な愛はいらない。
✱ ✱ ✱
「ありがとう、颯人」
「似合ってるよ、杏実」
「颯人も、似合ってるよ」
入籍した翌日の午後、わたしたちはブライダルショップのお店に行き、二人で結婚指輪を選んだ。
「キレイだね、指輪」
「キレイだな」
わたしはピンクゴールドの小さなダイヤの付いた結婚指輪で、颯人はシルバーでシンプルなデザインの結婚指輪を選んだ。
結婚指輪の裏には、お互いの名前を刻んでもらった。
「結婚指輪してると、本当に結婚したんだなって、実感する」
左手の薬指に輝くそのキラキラとした結婚指輪を眺めるだけで、わたしは嬉しくて笑ってしまう。
「そうだな。俺たちは夫婦になったんだから、当たり前だけど」
「確かに」
でも今、わたしは本当に幸せだなって感じる。
左手の薬指に輝くピンクゴールドの指輪は、わたしが妻だという証なのだ。
「杏実、俺の妻になってくれて、本当にありがとうな」
「……うん、わたしこそ」
わたしこそありがとう、颯人。 あなたの妻になれて、わたしは本当に幸せです。
わたしは颯人のことが、大好きです。 これからもよろしくね、颯人。