リスキーな恋

弟の想い

 そのまま寝たふりを続けた。

 すると、塁がベッドの横に座った。
 また、キスされた。
 目は閉じたまま動かないようにした。

『何?意味わかんない』

塁が、頭を撫でてきた。
「椿、好きだよ。弟でいなきゃいけないの苦しいよ。」

『嘘。塁も私のこと?嬉しい。苦しかったんだ。』
と思ったら、涙が出てしまった。
「椿、大丈夫?苦しい?」
「苦しいよ。」
「どこが?」

「塁が私のこと好きでいてくれたなんて思ってもいなかった。私も塁が好き。ずっと苦しかった。他の人と付き合っても、全然、塁のこと忘れられなくて苦しかった。」
号泣した。
 塁が、抱きしめてくれた。
「椿が俺のこと好きなんて思ってもなかった。嬉しい。俺、椿が好きだ。」
「私も塁が好き。」
 キスしようとしてきたため、避けた。

「へ?」
「いや、風邪うつるから。」
「俺に移せばいいよ。」
 激しくキスした・今まで我慢してた分が、お互いに爆発したように・・・。
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