僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
寝支度を済ませてベッドに入れば、アップルは決まった場所で布団をもみもみする。
「ゴロゴロゴロ~~」
のどを鳴らすその音が心地よい
「アップルばっかり見ないで」
「ふふっ、はいはい」
「———ねえ島くんはいづれ俺が日本に帰るって言ったらどうする?」
「さっきの話ですか?」
「うん―――ここに残りたい?」
「今はまだここに居たいと思いますけどね―――。でも、詩安と離れたくないから付いていくよ?」
「——本当に?」
「うん。だってさ、詩安は俺の運命の人だもん」
「————俺も」
向かい合って手を繋いだ。
「さっき言ってたあれ、ライブハウスのスタッフやってみようかな?機材は海外物が多かったから、なんとなく把握してるし何とかなると思う」
「———うん、きっといろんな国の人が来るから英語もある程度通じると思うよ?」
「うん、そうだよね―――」