僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
「”彼氏くん”寂しくて泣いてるんじゃないの?」

「うん、そうかも―――早く帰ってあげないとね」

「でも、さっちゃんと呑むんじゃなかったっけ?」


「うん、一年に一回しか会えないんだから顔出せってうるさくて・・・」

「よかったじゃん…あいつらとまた完全復活したね」


「うん―――よかった…ありがとうね、ケイ。また高校の奴らと繋げてくれてありがとう」


「何言ってんの、コッチは祐ちゃんに仕事を辞めさせちゃった立場なんだよ?」

「————まあ、そのおかげで大切な人見つかったから、悪い事じゃなかったよ」


今まで起きたとこ
一つでも違っていたら、ここにはたどり着かなかった。


自分に働ける場所はあるのか?とか不安になったり、自分に嘘を重ねて就職活動したりさ。


恋に傷ついて、誰かに八つ当たりしちゃったり、それから会った出会いの中で結ばれない恋もあったけど…


今のあの大事な人に会うためだったって考えれば、それも必要なことだったんだ。

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