僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~

同性同士のカップルや、子供を連れた夫婦など…。

今の時代、色んな方法で子供を授かれるし、日本ではできない代理親出産を大々的に支援している団体も数多くある。

同性のカップルは、その団体が保持している提供者らと交流し、自分たちなりの関係を築けていけるのだ。

こんな素晴らしい文化なのに、日本はあまり知られていない。

そういうところも遅れているなと感じる。


日常的に溶け込んでいる風景。

もしかして自分もその一人ではないかと思い、それ系の雑誌を買ったこともあったが・・・・。

自分には何も変化がなかった。ドキドキすることもなければ、下着越しに元気なものを見ても、自分の気持ちは何も動かない。


やっぱり女がいいんだと思いつつも、甘ったるい香水や濃い化粧を見れば、歴代の女たちとの記憶が重なり嫌悪感を抱く。

その中でもネイルとかは、唯一からだが繋がった相手を思い返す。

自分はそれを生業にしているから、余計に性の対象にしてはいけないと、どこか醒めてしまうところもある。



呑みに行けばそういうお姉さんに誘われて、性欲に支配され、することもあったけど、その後もあって気持ちを紡ぎたいなんて思える女性は居なかった。


自分はきっと誰とも恋は出来ない。

そう諦めかけていた。

せめて寂しい気持ちを紛らわす為、冬がある国を離れて南国しかない地域に行こうと思ってた時だった。


俺の気持ちとは裏腹に、出会いとはいきなりやってくる。

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