僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
うん?
「・・・・・・・・」
「あの・・・見られると、それなりに恥ずかしいんですけど・・・」
その声・・・こうなった今だから分かる。
ちょっと低いけど、女性の声で間違いがなかった。
たまに、声変わりしない人もいるって言うし、その類かなって思ってた。
もしくは、女性になりたい男性なのかなって。
でも予想外だった。島くんの身体は女性だったんだ。
身体は女性・・・、気持ちは男…。
ネイルもしないし、過剰な甘ったるい香水も付けず、控えめなボディクリームの香りに包まれてる島くん。
「あはは、アップル~。かわいいな、おいで」
そうして、あの柔らかい笑顔は、男とか女とかの境界線がない天使のように見えた。
俺がそんな彼に恋に落ちたのは、もうだいぶ前から。
こんなアクシデントに見舞われるずっと前から、もう好きで目が離せなくなっていたんだ。