僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
でも、それは俺の一方的な想いであって、島くんには迷惑かも知れない。

だって、男は恋愛対象外とかあり得るし。

でも、諦めるだなんて選択肢は悲しすぎるって思ってたけど、そう言えば紫音の知り合いだったことを思い出す。


あいつに聞けば島くんのこと、何か分かるかも知れない。

そう思って北海道の仕事が終わった後に奴の好きなマルセイバターサ〇ドでも買って行くことにした。


「おう、久々だな」

「ああ、うん。おかえりなさい」


紫音が彼女と暮らしているっていうのは本当だったらしく、部屋のあちこちには見慣れない置物が飾ってあった。


「・・・北海道行ってたんだ。相変わらず、兄ちゃんは忙しいね」

「ん、まあね。昔から一つの場所で留まるのは得意じゃないからね」

「それでもさ、もういいんじゃないの?日本(こっち)へ帰ってきたら?」

「う~ん・・・」

返事に困る。俺はこれから大々的なことをしようと思ってたから。

「あのバカ女ならもう来てないよ?さすがに何年も経つし諦めたんじゃない?」


・・・・いや、帰国を渋っているのは、そう言う訳ではないんだよな。

「まだあっちでやりたいことがあるんだ」

「ああ、確かにあっちの方が美味しい物いっぱいあるよね」

だから・・・、そんな事じゃないって…。


他愛もない話をしていたら、彼女が帰ってきたらしく紫音は家から出ていった。

あいつが女を迎えに行くだなんて・・・

なんか・・・信じらんね・・・。

< 224 / 231 >

この作品をシェア

pagetop