僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~












「あっ!・・うぅ!・・」

「島くん、声おさえないと祐詩が起きちゃうよ?」

「でもっ、ム、ムリ・・だって。ーーーああ!」


ああ、ヤバい。

島くんが可愛くてしょうがない。

結婚して何年も経つのに、彼への気持ちが醒めることはない。


「次は女の子がいい。島くんお願いね?」

「そんな・・こと、お願い――されてもさ・・・」


俺の無茶ぶりに呆れつつも、息絶え絶えになってベッドに顔を沈ませていく。


「今度はこっち向いて?」

「・・・いやあだってぇ」


そう言ってもうつ伏せになってる彼を仰向けにして再び溶け合う。

彼は正面から抱かれることをイヤがる。不完全に思えてしまう身体を見られたくないらしいけど…。

俺にしてみたらこんなに綺麗な姿は未だかつて見たことがなく、どの女にも勝っていた。


ベッドに手を付けて、快感に溺れていく彼を思う存分見つめながら、腰から甘く伝わる快楽を分け合う。

しかも、今は二人目の子作り中で、俺たちには遮るものが何もない。

こんな最高な愛の交わし方をできる相手が彼でよかったって真底思うんだ。

この愛の先に祐詩みたいなかわいい子がきてくれるんだって考えれば、とても神聖なる行為に思える。



『詩安ってストレートでしょ?だから・・心配なんだ。一時期の気の迷いで俺なんかと一緒に居ることになっちゃって、そのまま結婚したんじゃないかって。そこがムリしてるんじゃないかって、いつも思ってる。一時的に女嫌いになってるタイミングだったんじゃないかって』


『そんなことない。何となく女性が苦手だったんだ。恋愛対象として見ることはあったかも知れないけど、どこかその先の行為が虚しく感じてたけど・・・。島くんは、そういうのには一切はまらない新しい存在。綺麗な顔立ちに儚さがあって、それなのに愛嬌良く笑うと胸が痛いくらいに苦しくなって、好きで好きでたまんない。————ほら、そういう泣きそうな顔もすっごく好き』


「さっきの話の内容、これで分ってくれた?」

「・・・う、うん」

「そう、いい子」


身体を密着させて彼がいい方へとゆっくりと誘う。

何度も甘く溶けるような快感を味わいながら島くんを愛する。


新たな天使を迎えるべく、俺たちは毎晩のように抱き合っていた。

俺はこの人と家庭を築いていきたい。

これからも、ずっと…。


それが、俺が彼を選んだ理由。



ーーーーー俺があの子を選んだ訳―――――終わり――――
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私の同期でもあった飯塚 海生(いいづか みを)。 ハーフで甘いマスクのいい男ってことで入社時から女子社員に狙われている存在だった。 そのうち出てくる数々の逸話。 体格がよくてお腹が割れてるとかいないとか? エッチが物凄く上手いとかなんちゃらかんちゃら・・・・ その噂が会社内で出る時点で会社の女の子を食ってるっぽい尻軽男だと思ってたけど、話せば気さくで明るくて面白くて最高にいい男だった。 こんな人と付き合えたらいいなと思ったけど、あくまで思うだけ。 飲み会や忘年会なんて時に露出する競争率の高さったら普通ではあり得ないくらいエグさにビビった私は自分の気持ちがそれ以上に育たないように蓋をした。 付き合うとか恋愛とかの対象になれるモノではない。 万が一のことがあって付き合ってしまったが最後。 それは女子社員を敵に回すということに近い。 彼は年齢が上だったこともあり、同期の中からどんどんと出世していって同じ会社にいながら関わりのない部署同士になった。 お互いに接点もなく、敵に回すという神話も無くなり始めたころ、急に決まった海外赴任。 それから二年して帰って来たその人は私に粘着するようになりました。 若い頃はなんのアクションもしてこなかった―――――はずなのにどうして私に固執するの?

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