僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
でも、そんな視線を感じながらも、目の前の裸体に触れたくてしょうがない。
唇から下のほうへとさがって刺激するたびに、か弱い喘ぎ声が聞こえて、俺の欲をむき出しにしていく。
「もっとききたい。その声…」
無心だった。
口でも手でも、優しく撫でたり突いたり。
そのたびに官能的に鳴いてくれて、感じてくれて…
嬉しかった
本物の男になれたみたいで
性に目覚めた時は、布団やまくらを相手に同じようなことをしていた。
ただ単に欲を満たすだけじゃないのは、当時と同じ。
「ほの、かわいいよ。もっと鳴いて?」
「んぁ…やぁ…、祐くぅん…」
いつでも俺は、顔のない布団や枕に、心を満たしてくれる相手が見つかったんだって
…そう思い込んで想像しては、疑似的に愛していた。
それが、もしかしたら叶わないかもって、うすうす感じていたから。
「ほの、愛してる。愛してるよ‥」
そして、俺を男にしてくれてありがとう…。
思わず涙が出てきたけど、それを彼女が微笑みながら拭ってくれた。
「妬けるなぁ…ユウ。俺も、愛してるでしょ?」
俺の背中を包み込んだ紫音はもう上半身を脱いでいて、俺の服を脱がせにかかる。
「やめて・・・恥ずかしい…」
穂香の前で裸になるのが恥ずかしかった。
不完全な体を見られるのが、凄くイヤだ。
「大丈夫、ユウ。力抜いて?」
でも、拒否権なくさらされてしまう上半身。
「すごい・・・祐くんの身体・・・綺麗だよ?」
「ああ…うぅ・・・そんなことない。醜いから、見ないでほの…」
少しでも彼女から見えないように、仰向けになっている彼女に覆いかぶさるように愛撫を続けた。
その後ろで、背中から紫音に攻められる。