だから今度は、私がきみを救う番
「うげ、これ全部で五十ページもあるの?」
「みたいだね」
「亜季、今日何日っけ?」
「八月十日」
「あと二十日でこれ終わんの?」
私も原くんもまっ白のプリント集。
ふたりで遊んでばかりいて、勉強にはちっとも手をつけていなかった。
2と3ばかりの原くんだけど、それは授業中寝てばかりいるからで、起きているときはちょっと頭がいいことを私は知っている。
たぶん、テストの点は私より上なんじゃないかな。
「原くんなら大丈夫だよ」
「亜季もまっ白だけどね」
「うっ」
現実感が一気に押し寄せてきて、私はシャーペンを握った。
まずは最初のページの最初の問題から、真面目に解きはじめる。
それを見て原くんも、真面目に問題を解きはじめた。