カンペキちゃんはキライですか、?
バスを降りると目の前には白い綺麗な校舎と海が広がっていた。
「わー!きれー!!!ねぇ秀!!綺麗だよ!!」
「綺麗って言ってるお前が綺麗だわ。」
「はっ、ちょっ、私じゃなくて海見なよ!」
「やーだねっ」
「もー!」そんなやり取りをしていると周りからひそひそと声が聞こえてきた。
「えっ、美男美女!!カップルかな?!」
「1年でしょ?!あの男の子タイプ〜!!」
「わかる!付き合いたい〜!」
「えっ!ねぇ!連絡先聞いてこようよ!」
秀のことだ
「秀は高校でもモテモテだね〜(笑)」
「うっせっ。知るか。俺は笑恋にしか興味ねーよっ。」
「そんなこと言っててー。」
「俺よりお前の方がやべぇじゃん。」
「ん?私はなんもやばくないよ?」
「へーへー。高嶺の花が何言ってんだよ。てか、今日なんで髪巻いてきた?それ人前でなんなって言ったよな?可愛すぎるから。」
「家で巻いてたって意味ないじゃん!」
「うわっ。あの男お前のこと見てる。ちょ、笑恋こっち来い。」
グイッど引き寄せられ肩に腕を回されると周りからキャーという声が聞こえた。
「ちょ、秀!離してよ!誤解されちゃう!!」
「俺には好都合〜。寄ってくるやつ減るだろ。」
「もー!!」
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