御曹司社長はイケメンで甘すぎです。
翌日、颯真さんは先に日本に戻ることになった。
まだ今回のことで、やらなくてはならない仕事が残っているという。
私は少し遅れて日本に戻ることにする。
瀬里奈や卓にも、お別れをゆっくりしたかった。
また、少しの間、颯真さんとお別れだ。
「結愛、日本で待っているからな…俺は早く帰って来て欲しいが、我慢するよ!」
颯真さんは、少し悪戯な表情をして見せた。
「颯真さん、すぐに帰りますから、必ず待っていてくださいね。」
私達はお別れの時にハグをした。
すると、背の高い颯真さんは、そのまま私を持ち上げて、チュッと唇にキスをした。
一気に顔が真っ赤になるのがわかる。
そのまま颯真さんは、手を振って歩き出した
。
その背中を見送りながら、少し寂しいけれど、心は温かかった。
日本に戻れば、颯真さんが待ってくれているなんて、幸せで溶けてしまいそうだ。