Gentle rain
白い頬が赤く染まっている。


「美雨ちゃん?」

「ご、ごめんなさい。」

そう言った彼女の目に、涙が溜まっていた。

「私、こんな時、どうしたらいいのか、わからなくてっ!」

心なしか美雨ちゃんの体が、小刻みに震えているような気がした。

「どうしたらいいのかって、嫌なら嫌だって、」

「嫌じゃないの……」

頭が真っ白になる。

「嫌じゃないの。階堂さんに抱かれるの、嫌じゃないんです。」


ああ、何なんだよ!

俺は彼女の体を、息が止まる程、強く抱きしめた。

「もう、止められないけれど覚悟はいい?」

俺の腕の中で、彼女がコクンと頷く。

そこからは無我夢中だった。


彼女を抱くのに邪魔な布を一枚一枚、剥いでいく。

少しずつ少しずつ現れていく白い肌へ、吸いつくようにキスをした。
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