甘いキスをわたしに堕として。
「えぇー…忘れちゃったの?わたしを守れるように強くなるって約束したのに」



ぷぅっと頬を膨らませた。


いかにも可愛いくて、
妖艶な雰囲気。



「あーそういえばそうだったな」



「も〜ひどい!でも、だから今こうして紅蓮の総長になったんでしょ?」




…朱里、そうなの?



「たしかに美玲を守るために強くなろうって思った」



チクッ

胸が痛い。



できればそんな言葉聞きたくなかった。
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