甘いキスをわたしに堕として。
__っ怜、くん。


背後からスマホを取り上げて、プチっと通話を切られた。



恐る恐る後ろを振り向くと、無表情の怜くんがいて。



「あっ、その…」



「イケナイ子だねぇ。ちょっと目を離した隙に助けを呼ぶとか」



「っ」



ドンっと壁に身体を押し付けられ、すぐ目の前には怜くんの顔が。



「ここに来た時点でもうタイムオーバーなんだよ。わかる?ノコノコと合コンする君たちが悪いの」


そもそもここに来たのが間違いだった。



気分転換なんて、気軽にここに来たのがいけなかった。
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