雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~
普通はそうだよね。


今は違うのかな?


私の考え方って古いの?


でも、2人きりなんだもん。


やっぱり、一緒にいたいって思う人と過ごしたいよ。


『言っただろ、そんな存在、俺にはしばらくいないから』


律君、本当に、本当に、本当に彼女いないの?


疑ってしまうよ、こんなに特別な見た目の人が1人なんて。


『ど、どうして作らないの?彼女とか…欲しくないの?』


『好きになれる人がいなかっただけ。無理に彼女なんかいらないし。夢芽は…作らないのか?』


律君からの質問返し。


私の彼氏のこととか興味ある?


別に無いでしょ?


『離婚してからもちろん彼氏はいないし。作る訳ないよ。彼氏なんて…絶対にいらない』


嫌だ、またあの人の顔が浮かんだ。


一刻も早く頭の中から消し去りたいのに。


『…お前の昔の男、どんなやつだった?』


『え?それって…元旦那のこと?そんなの聞いても仕方ないよ』


『聞きたいんだ』
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