【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 スノウは鼻の先がくっつきそうな程の間近でその青灰色の目を切なげに細めると、優しく笑う。

 彼のそんな表情を見るたびに、ティタニアの胸は甘く締め付けられた。決して嫌な感覚ではなかった。そわそわとした今にもこの場を逃げ出したくもなるような、複雑で簡単には説明できない切なく焦げつくような思い。

「……獣人って、番を決めたらもうその人だけしか、愛さないのは知ってる?」

「知らない。そうなの?」

 そうだとしたら、もしかしたら。今、彼はもう、これから先もティタニアだけしか愛さないと、そう言っているのだろうか。

「俺はね。愛するなら絶対一人だけにするって子供の頃から、決めていた。最終的に番を決めるまでは、そういう束の間の関係を楽しむ奴も居るけれど、俺は一生をかけて愛せるような、そういう人をずっと探していたんだ。もし見つけられなければ、もうずっと一人で構わないと思っていた。ティタニアを初めて見た時に、周囲の雑音も近くにいるはずの人も、もう何もかも全て消えた。君一人しか見えなくなった。だから、この人だと、その時にわかったんだ。君こそ、俺の運命だと」

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