【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
「……は? 何言ってるの? そういえば夢の中で、変なおじさんに自分の運命を変えたいか変えたくないか、どちらかを選べと言われたな……妙な感覚だったし、おかしいなと思ってた。目を覚ましたら、ティタニアがくれたはずの腕輪もなくなっていたし、あれってやっぱり何か、霊的なものだったのか」

 器用に首を傾げて、何かを思い出すようにスノウは大きな目を開いた。

「もうわかっていると思うけど、俺は運命を変えたくないと言った。ティタニアのことを好きなのは、俺が自分で選んだ……初めてお前を見かけてから、ずっとお前のことばかり、考えていた。何年もずっとだ……その思いは俺にとって、もう血肉と同じなんだ。それを無くしてしまえばもう、それは俺とは言えない。これからどんなに苦しい思いをしたとしても、この思いを絶対に手放さないと決めたんだ」

「スノウ」

 信じられない思いで、ティタニアは彼の顔を見た。彼の目は愛おしげに細められ、自分だけを見つめていた。

「この先どう生きるかは、自分で選んだ。俺はティタニアだけを選ぶよ」

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