【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
静寂を縫うように近づく気配に覚悟を決めてティタニアは、ゆっくりと目を開いた。
邪悪な様子をした魔物の恐ろしい姿が見えるのかと思っていたら、そうではなかった。闇にきらめく青灰のふたつの瞳。間近にあり、体を縛られて身動きの取れない自分を心配そうに見下ろしていた。
(……スノウ?)
そんな訳はない。そう思った。
スノウは呪われた運命から解き放たれて、もうティタニアのことを好きだったことなど、綺麗さっぱりと忘れてしまっているはずだ。だとすると、プリスコットの雪豹ですぐに動ける人と言ったら一人しかいない。もしかしたらまた彼がティタニアをまた助けてくれたのかもしれない。
「……ネージュさま?」
ずっと言葉を発さなかったせいか、喉がからんでうまく発声できない。戸惑ったかすれた声を出したティタニアに、目の前に居る大きな雪豹は不満気な声を出した。
「は? 何で、ネージュなの? ティタニア。ネージュと何かあるの?」
その声は先ほど別れを告げたはずの、スノウだった。信じられない思いでティタニアは獣化している彼の顔を見つめた。表情のわかりにくい獣の顔をしているのに、どこか拗ねているように見えるのは、なぜだろうか。
「……スノウ? どうして? 私を忘れてないの?」
呆然として呟くティタニアにますます苛立ったような様子でスノウは言った。
邪悪な様子をした魔物の恐ろしい姿が見えるのかと思っていたら、そうではなかった。闇にきらめく青灰のふたつの瞳。間近にあり、体を縛られて身動きの取れない自分を心配そうに見下ろしていた。
(……スノウ?)
そんな訳はない。そう思った。
スノウは呪われた運命から解き放たれて、もうティタニアのことを好きだったことなど、綺麗さっぱりと忘れてしまっているはずだ。だとすると、プリスコットの雪豹ですぐに動ける人と言ったら一人しかいない。もしかしたらまた彼がティタニアをまた助けてくれたのかもしれない。
「……ネージュさま?」
ずっと言葉を発さなかったせいか、喉がからんでうまく発声できない。戸惑ったかすれた声を出したティタニアに、目の前に居る大きな雪豹は不満気な声を出した。
「は? 何で、ネージュなの? ティタニア。ネージュと何かあるの?」
その声は先ほど別れを告げたはずの、スノウだった。信じられない思いでティタニアは獣化している彼の顔を見つめた。表情のわかりにくい獣の顔をしているのに、どこか拗ねているように見えるのは、なぜだろうか。
「……スノウ? どうして? 私を忘れてないの?」
呆然として呟くティタニアにますます苛立ったような様子でスノウは言った。