【コミカライズ】私の運命は、黙って愛を語る困った人で目が離せない。~もふもふな雪豹騎士にまっしぐらに溺愛されました〜
 確かに、今雪原で行われている戦いは圧倒的だった。スノウ一匹だけではどうしても押されている場面があったが、一匹が注意を引きつけ、そして別の一匹が攻撃し、別の方向からも攻撃が繰り返される。流石に共に育って来た兄弟なだけあり、息のあった連携も完璧だ。

(どんどん黒い影が小さくなっていく……それに、攻撃の速度も鈍くなっている気がするわ。力を削られていっているのかな? スノウのお兄様たち、助けに来てくれて本当にありがとう……)

 胸の前でぎゅっと手を組んで、彼の二人の兄に感謝した。

 スノウは、ティタニアだけを選ぶと言った。そして、謎かけのようなさっきのネージュの言葉。

 誰かに決められていると思い込んでいる道程、けれど最後にいく先を選ぶのはきっと自分自身だ。いくらでも、変える機会はある。どんな時だって。そう、今この瞬間だって。

 ティタニアがスノウを愛するがゆえに、その手を離したように。スノウは自分がどんなにつらい思いをしようが、ティタニアだけを選び続けるだろう。

 どんなに複雑にからんで、もつれ合ったとしても、互いだけを選び合う。

 きっとそれこそが、運命と呼ばれるもの。
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